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日本代表合宿の試合形式の練習で、パックを奪い合う期待の若手、15歳の河原優星(左)と主将の熊谷昌治=吉田耕一郎撮影
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 ミラノ・コルティナ・パラリンピック開幕まで6日で1年となった。世代交代の過渡期にあるパラアイスホッケーはベテランと若手の融合で2大会ぶりの出場を目指す。

 下肢に障害のある選手がスレッジと呼ばれるそりに乗り、両手に持ったスティックでそりをこいでシュートを放つ競技では、時に体が激しくぶつかり合い、パックの時速は80キロを超えることもある。

 2月下旬、長野県岡谷市のリンクであった日本代表候補の強化合宿では、氷の削れる音や壁に選手が衝突する激しい音がいたるところで響いていた。

 日本のパラ初出場は1998年長野大会。2010年バンクーバー大会では銀メダルを獲得したが、表彰台に上がったのはその一度だけで、22年の北京大会は出場を逃した。

 再建のため、バンクーバーなど3大会で指揮をとった中北浩仁監督が23年、4年ぶりに復帰。06年トリノ・パラ金メダリストのブラッドリー・ボーデン氏(カナダ)もコーチに加わった。主将の熊谷昌治は、「ボーデンさんによるセミナーが開かれ、戦術やプレーについての研究を重ねている。たまたまのプレーが減った」と話す。

 日本協会はスポーツ庁などが…

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